点滴×同時刺激リハビリで神経障害の後遺症を改善へ

症例紹介

 【60代男性|脳出血】車いすからの回復!上肢・下肢ともに改善がみられました!

患者様の背景

2023年3月に脳出血を発症された患者様です。
発症当時は、飲酒や喫煙量も多かったとのことでした。
発症後なるべく早い段階で再生医療をした方が効果が見込めることから、入院中でも再生医療を受けられる大阪にある回復期リハビリテーション病院へ転院。
発症当時より嚥下障害など回復傾向でしたが、身体的な改善も目指すべく再生医療をご希望されました。

治療前の症状について

歩行は杖と装具を使用してリハビリスタッフ見守りのもと練習を行っておられました。
右肩は痛みがあるためアームスリングを日常的に使用されておりました。
日常生活は左手を使って行われており、右手は普段使われていない様子でした。

治療経過

【1回目点滴後~2回目点滴前】※約1か月経過

下肢装具を着けずに歩行練習が行えるようになっていました。
短距離の移動であれば、杖なしでも歩行が行えるようになっていました。
右手は動かせる範囲が拡大していましたが、肩関節の痛みがあり、日常的には使えていない状態でした。

【2回目点滴後~3回目点滴前】※約1か月経過

来院される際、今までは車いすを利用されていましたが、3回目点滴時には杖を使って歩いて来院できるまで下肢機能の改善が見られました。
右手の巧緻性も改善がみられていますが、肩関節の痛みに変化が見られず、生活の中であまり右手が使えていないとのことでした。

【3回目点滴後~フォロー検診時】※約1か月経過

フォロー検診時の治療経過
ご退院され、おおよそ1か月が経過した頃でしたが、ご自宅での生活は特に問題はないとのことでした。
リハビリは退院後から自主練習程度しか行えていないとのことでした。
右手は変わらず痛みがあり、補助程度には使えておりますが使用頻度は少ないようでした。

改善ポイント

改善ポイント

  • 再生医療開始から下肢機能は高く、リハビリが進むにつれ補装具なしで歩けるようになっておりました。
  • 上肢は初めのうちはアームスリングを使用して保護されていましたが、翌月からはそういったものを使用せずに生活できるようになっておられ、ご自身で動かせるところは動かすようにされていました。
  • 右手は補助手として使用することができるレベルまで改善が見られましたが、肩関節の痛みがあるために高く上げることが困難でした。
    そのため、日常生活での使用頻度が少なく、下肢に比べると改善は見られませんでした。

今後のリハビリについて

今後のリハビリについて
介護保険の手続きの関係でご退院後はリハビリが行えていない状況ではありましたが、ご自身で継続して運動を行っていくことで、身体機能改善が見込めると思われます。
歩くことに関しては、普段から散歩や買い物など日常的に使うことができているので、歩行は安定しているように感じます。
手は日常的に使用する習慣がついていない印象でした。普段から意識して左手を使うように意識していくことで、機能の改善は見られると考えられます。
ただ、治療の際から肩の痛みを訴えられることがありましたので、過剰に使いすぎることで痛みが増悪する可能性があるので注意していただく必要があると思われます。

リハビリ担当者のコメント

今回再生医療にお越しになられたときは回復期病院に入院されていたため、再生医療を行いながらリハビリを実施することができていましたが、
自宅退院後はリハビリに通うことをされておらず、ご自身でできる範囲での運動を行っておられる状態でした。
当院にて実施された自己由来間葉系幹細胞点滴治療は、投与から1年~3年程度は効果が見込めると言われています。
再生医療は治療をして終わりではなく、日常生活の中で麻痺側上下肢を積極的に使っていくようにすることが重要ではないかと考えます。
日常の中で麻痺側上下肢を使う頻度が少ない場合には、リハビリの活用をお勧めします。

治療内容

治療期間 2023年5月~2023年11月(初診~フォロー検診)
治療内容 ・骨髄由来幹細胞点滴3回コース+点滴中同時リハビリ3回
・他家臍帯由来サイトカインカクテル点鼻療法(90本)
・TMS治療(計3回)
・エスパージ

こちらの患者様は、幹細胞点滴治療3回投与コースを受けられました。
1回の点滴投与で約1億個の骨髄由来幹細胞をお身体に戻しますので、合計3億個の幹細胞を投与しております。
サイトカインはご自身のものではなく、他家臍帯由来サイトカインでの点鼻治療をしておりました。
自己骨髄由来サイトカインを作成するかどうかは骨髄穿刺後1週間以内にご決定いただく必要がありますが、
一旦作成しない判断をされたとしても、臍帯由来サイトカインで同本数ご用意することが可能です。
臍帯由来サイトカインにも神経保護因子や再生因子が含まれておりますので、骨髄由来サイトカイン同様にリハビリ効果の底上げが期待できます。

まとめ

当記事の患者様の治療経過・改善の様子はYoutubeでもご紹介しておりますので是非ご覧くださいませ。
患者様からご提供いただいた歩行練習時の動画では、改善の経過もご覧いただけます。

脳梗塞・脊髄損傷クリニックでは、脳卒中や脊髄損傷による神経障害の後遺症治療を専門に再生医療を行っております。
当院では、幹細胞点滴をしながら麻痺などが出ている部位のリハビリを同時に実施する【神経再生医療™×神経再生リハビリ®】という治療方法を提供しており、
狙った神経回路の強化と再構築を目指しております。
幹細胞がお身体に入るタイミングでリハビリをすることがとても重要であり、同時にリハビリを行うことで幹細胞の活性化や
狙った神経回路の伝達を強化すること、血流がアップすることで幹細胞が集まりやすくなることが期待できます。

治療の詳しい内容や効果、改善の症例など何か気になる点がございましたら、まずは再生医療カウンセラーまでお気軽にご相談ください。
ご病気の経緯や現在の症状に対するお悩みなどをヒアリングしながら、治療の詳しいご案内をさせていただきます。

患者様の声

治療をされた多くの患者様のなかから、ご承諾をいただきました患者様のお声をご紹介しています。

脳出血の後遺症の患者様の声 S様

脳出血を発症後「同時リハビリ×神経再生医療™」の治療を受けられた方の再生医療体験談です。

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