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脳卒中

 脳卒中予防に効果的で科学的根拠に基づく食材とは?

<この記事を読んでわかること>

ベリー類には抗酸化物質が豊富に含まれており、脳卒中予防に効果的であるということがわかる。
緑黄色野菜はビタミンKや葉酸、カロテノイドなどが豊富で、脳の健康を維持し脳卒中リスクを低減する効果があるということがわかる。
地中海式食事法やDASH食事法、植物性食事法は、脳卒中予防に有効な食事療法であるということがわかる。


脳卒中予防には生活習慣の改善が不可欠です。特にベリー類の抗酸化作用や緑黄色野菜のビタミン、ミネラルの摂取が重要です。地中海式食事法やDASH食事法、植物性食事法などの食事療法を実践することで、脳卒中のリスクを低減し、脳の健康を保つことができます。科学的根拠に基づいた食事療法で、健康な未来を目指しましょう。

ベリー類の抗酸化作用とその効果

ベリー類の抗酸化作用とその効果
脳卒中は、日本を含む世界中で主要な健康問題の一つです。
予防には生活習慣の改善が不可欠であり、特に食事が大きな役割を果たします。
その中でも、ベリー類はその抗酸化作用によって注目されています
ベリー類、特にブルーベリー、ストロベリー、ラズベリーなどには、フラボノイドと呼ばれる抗酸化物質が豊富に含まれています。

抗酸化物質は、体内のフリーラジカルを中和し、細胞を保護する働きがあります。
フリーラジカルは、酸化ストレスを引き起こし、細胞の老化や炎症、さらには脳卒中を含む様々な疾患のリスクを高めるとされています。
ベリー類の摂取によって、これらのリスクを減少させることが期待できます。

具体的には、ブルーベリーに含まれるアントシアニンが脳の神経細胞を保護し、記憶力や認知機能の向上にも寄与するという研究結果があります。
さらに、ストロベリーに含まれるビタミンCも強力な抗酸化作用を持ち、脳卒中の予防に役立つとされています。

緑黄色野菜が脳に与える驚きのメリット

緑黄色野菜は、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、健康維持に不可欠な食材です。
特に、ビタミンK、葉酸、カロテノイド、フラボノイドなどが含まれており、これらの成分は脳の健康に様々な形で寄与します。

ビタミンKは、血液の凝固に重要な役割を果たすだけでなく、脳の神経細胞の健康を維持するためにも必要です。
ほうれん草、ケール、ブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれており、これらを定期的に摂取することで脳卒中のリスクを低減できる可能性があります。

葉酸は、DNA合成や修復に必要なビタミンであり、神経細胞の機能維持にも関与しています。
葉酸の不足は、高ホモシステイン血症を引き起こし、これが脳卒中のリスクを増加させることが知られています。
したがって、葉酸を豊富に含む緑黄色野菜を積極的に摂取することが推奨されます。

さらに、カロテノイドは強力な抗酸化物質であり、脳の酸化ストレスを軽減する働きがあります。
ニンジンやピーマンなどに多く含まれており、これらの野菜を摂ることで脳の健康を保つ助けとなります。

脳卒中予防として食事療法の効果

脳卒中は、脳の血流が遮断されることによって引き起こされる深刻な疾患です。
その予防には、生活習慣全般の改善が不可欠ですが、特に食事療法が重要な役割を果たします
適切な食事療法を実践することで、脳卒中のリスクを大幅に低減することができます。

地中海式食事法

地中海式食事法は、脳卒中予防に有効とされる代表的な食事法の一つです。
この食事法は、主に以下の食品を多く摂取することを推奨しています。

  • 果物と野菜:豊富なビタミン、ミネラル、抗酸化物質が含まれています。
  • 全粒穀物:食物繊維が豊富で、血糖値の管理に役立ちます。
  • 魚:特に脂肪の多い魚には、オメガ3脂肪酸が含まれ、炎症を抑える効果があります。
  • ナッツと種子:ビタミンEやマグネシウムが豊富で、血管の健康を維持します。
  • オリーブオイル:主要な脂肪源として使用され、そのオレイン酸が抗炎症作用を持ちます。

地中海式食事法は、赤肉や加工食品を控えることも特徴の一つです。
これにより、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の摂取を減らし、心血管系の健康を保つことができます。

DASH食事法

DASH(Dietary Approaches to Stop Hypertension)食事法もまた、脳卒中予防に有効です。
この食事法は、高血圧の管理を目的として開発されましたが、脳卒中のリスクを低減する効果も確認されています。
DASH食事法の主な特徴は以下の通りです。

  • ナトリウム摂取の制限:塩分を控えることで血圧を下げる効果があります。
  • カリウム、カルシウム、マグネシウムの摂取増加:これらのミネラルは血圧の調整に重要です。

脂肪分の少ない乳製品、魚、豆類の摂取:健康的なタンパク源として利用されます。

植物性食事法

植物性食事法は、動物性食品の摂取を控え、主に植物由来の食品を摂取する食事法です。
この食事法も脳卒中予防に効果的であるとされています。
植物性食事法の利点には、以下の点があります。

  • 低飽和脂肪酸:動物性食品に含まれる飽和脂肪酸の摂取を減らすことで、コレステロール値の管理に役立ちます。
  • 豊富な抗酸化物質と食物繊維:これらは血管の健康を維持し、炎症を抑える効果があります。

まとめ

脳卒中予防には、食事が非常に重要な役割を果たします。
ベリー類や緑黄色野菜の抗酸化作用を利用し、地中海式食事法を取り入れることで、脳の健康を保ち、脳卒中のリスクを低減することが可能です。
日常の食事にこれらの食材を積極的に取り入れ、バランスの取れた食事を心がけることが、健康維持に繋がります。
科学的根拠に基づいた食事療法を実践することで、健康な未来を手に入れましょう

脳卒中を起こしてしまうと、手足の麻痺などの後遺症が残ることがあります。
そのような方の神経損傷を回復するため、当院では『神経障害は治るを当たり前にする取り組み』を、ニューロテック®と定義しました。
さらに、脳卒中や脊髄損傷、神経障害の患者さんに対する『狙った脳・脊髄の治る力を高める治療』を、リニューロ®と定義しました。
リニューロ®は、同時刺激×神経再生医療®にて『狙った脳・脊髄の治る力を高める治療』です。
また、その治療効果を高めるために骨髄由来間葉系幹細胞、神経再生リハビリ®の併用をお勧めしています。

再生医療にご興味のある方は、当院のHPなどをぜひご覧ください。

よくあるご質問

脳梗塞になりやすい食生活とは?
脳梗塞になりやすい食生活には、高脂肪・高塩分・高糖質の食品の過剰摂取が含まれます。加工食品や赤肉、トランス脂肪酸を多く含む食事は、血管を傷つけ、動脈硬化を促進し、脳梗塞のリスクを高めます。

脳梗塞にならないための食事の仕方は?
脳梗塞予防には、地中海式食事法やDASH食事法が効果的です。果物、野菜、全粒穀物、魚、ナッツ、オリーブオイルを多く摂取し、赤肉や加工食品、塩分を控えることが推奨されます。バランスの取れた食事で血管の健康を維持しましょう。
<参照元>Dietary Polyphenols in the Prevention of Stroke.|Oxid Med Cell Longev. 2017;2017:7467962. doi: 10.1155/2017/7467962. Epub 2017 Oct 24. PMID: 29204249; PMCID: PMC5674514.:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5674514/
Foods linked to better brainpowe|Harvard Health.:https://www.health.harvard.edu/
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