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 パーキンソン症候群や進行性核上性麻痺の予防と早期発見の重要性

<この記事を読んでわかること>
パーキンソン症候群の概要がわかる
パーキンソン症候群の初期症状がわかる
進行性核上性麻痺の早期発見の重要性がわかる

パーキンソン症候群とはパーキンソン病様の症状をきたす疾患や病態の総称であり、原因の1つに進行性核上性麻痺などの変性疾患が含まれます。
これらの病気を発症するとADLの低下によって日常生活に大きな支障をきたすため、注意が必要です。
この記事では、パーキンソン症候群や進行性核上性麻痺の予防と早期発見の重要性について解説します。

パーキンソン症候群を防ぐための生活習慣とは?

パーキンソン症候群を防ぐための生活習慣とは?
パーキンソン症候群とは、パーキンソン病と同じような症状を示す疾患や病態の総称を指し、主に下記のような原因が挙げられます。

  • 中枢神経系の変性疾患
  • 脳血管性パーキンソニズム
  • 薬剤性パーキンソニズム
  • 正常圧水頭症

これらの疾患や薬剤によって、錐体外路と呼ばれる脳内の神経回路が障害を受けたり、もしくは脳内におけるドーパミン欠乏状態に陥ると、パーキンソン病様の症状が出現します。
具体的には下記のような症状です。

  • 筋固縮
  • 動作緩慢
  • 姿勢反射障害
  • 振戦

これらの症状は日常生活に大きな支障をきたすため、発症予防が重要ですが、原因によって予防法も異なります。
例えば、薬剤性が原因の場合はその薬剤を避ければ改善・予防が期待できますが、とりわけ進行性核上性麻痺、多系統萎縮症、大脳皮質基底核変性症などの変性疾患が原因の場合、基本的に予防や改善は不可能です。
脳の変性疾患は原因不明に脳細胞が変性していくため、その進行を食い止めるのは困難であり、また予防することも困難です。
ただし、以下のような生活習慣を送ることで予防効果の可能性が示唆されています。

  • 有酸素運動や筋力トレーニングを定期的に行う
  • 規則正しく、バランスの良い食生活を心掛ける
  • ドーパミンの原料となるフェニルアラニンを多く含む卵や小麦を摂取する
  • ストレスを発散する

上記のような生活習慣を営むことで、パーキンソン症候群を予防できる可能性が上がるとされているため、ぜひ実践してみると良いでしょう。

初期症状を見逃さないためのチェックポイント

パーキンソン症候群や進行性核上性麻痺は進行性の脳の変性疾患であるため、早期発見し、早期治療を行うことが肝要であり、初期症状を見逃さないことが重要です。
どの変性疾患を発症するかによって初発症状も異なりますが、代表的なパーキンソン病の場合、圧倒的に多い初発症状は安静時の振戦です。
安静時振戦が初発症状となる場合、最初は手の律動的な震えが先行し、周囲の人から指摘されると本人がそれを自覚して止まりますが、症状が進行すると自覚しても止まらなくなります。
安静時振戦に次いで多い初発症状としては歩行障害や動作緩慢が挙げられ、歩行障害では歩行が鈍くなったり、段差でつまづく、小刻みに歩行する、かがんで歩くなどの症状が目立ちます。
(参照サイト:老年者パーキンソン病の診断と治療|J STAGE)
進行性核上性麻痺の場合も初発症状としては転びやすくなったり、バランスを失うことが多いです。
転倒しやすく、そのまま周囲のものに顔をぶつけて顔面外傷を引き起こすことも少なくありません。
一方で、パーキンソン症候群で発症しやすい筋強剛や姿勢異常は発症初期には認められないことが多い点も特徴です。
(参照サイト:進行性核上性麻痺|難病情報センター)

進行性核上性麻痺の早期発見が重要な理由

進行性核上性麻痺をはじめとする多くの変性疾患は、早期発見が非常に重要です。
その理由としては、変性が不可逆的に進行するため、発見した瞬間から病状が改善することは基本的にあり得ないためです。
また、特に進行性核上性麻痺は名前に「進行性」と書かれているように、症状の進行が他の変性疾患と比較しても早いことが知られています。
難病情報センターによれば、車椅子が必要となるのに2〜3年、臥床状態になるのに4〜5年と非常にADL低下の速度がはやく、平均罹病期間は5〜9年という報告が多いようです。
だからこそ、早期発見して必要な対策や治療を行うことが非常に重要です。
(参照サイト:進行性核上性麻痺|難病情報センター)

まとめ

今回の記事では、パーキンソン症候群や進行性核上性麻痺の予防と早期発見の重要性について詳しく解説しました。
進行性核上性麻痺をはじめとする脳の変性疾患は、大脳基底核などの機能を障害することでパーキンソン病様の症状をきたし、これをパーキンソン症候群と呼びます。
これらの変性疾患は基本的に一度発症すると改善することは困難であり、変性した脳細胞を元に戻すこともできないため、根治することは困難です。
そのため、現状ではADLを少しでも維持するようにリハビリテーションを行うことが主な治療法であり、仮にリハビリテーションを行ってもADLは徐々に衰退していきます。
一方で、近年ではパーキンソン症候群をもたらす変性疾患に対する新たな治療法として再生医療が大変注目されています。
ニューロテックメディカルでは、「ニューロテック®」と呼ばれる『神経障害は治るを当たり前にする取り組み』も盛んです。
「ニューロテック®」では、狙った脳・脊髄損傷部の治癒力を高める治療『リニューロ®』を提供しています。
また、神経機能の再生を促す再生医療と、デバイスを用いたリハビリによる同時治療「同時刺激×神経再生医療Ⓡ」によって、これまで改善の困難であった変性疾患の改善が期待できます。

よくあるご質問

進行性核上性麻痺は進行が早い病気ですか?
進行性核上性麻痺は他の変性疾患と比較しても症状の進行が早い病気です。
他の変性疾患では罹病期間が10年以上でも珍しくないですが、進行性核上性麻痺5〜9年と言われています。

進行性核上性麻痺の前頭葉障害の症状は?
進行性核上性麻痺では前頭葉が障害されやすく、前頭葉障害の症状としては情動や性格の変化・無気力や無関心・模倣行動などが挙げられます。
進行すると言語障害なども出現します。

<参照元>
1老年者パーキンソン病の診断と治療|J STAGEhttps://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics1964/30/12/30_12_1018/_pdf
2進行性核上性麻痺|難病情報センターhttps://www.nanbyou.or.jp/entry/4115

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